ホテルのようなオシャレな8畳寝室に｜部屋まるごとインテリアコーディネート例 vol.06

インテリアレシピ｜ホテルライクな8畳寝室

インテリアの打合せ中に、お客様からのご要望の中で、

「ホテルのような、おしゃれな部屋にしたい！」というキーワードをよくお伺いします。

生活感のない、洗練された部屋、憧れますよね。

「寝室」 においては、特にこのご要望が多く、「寝室」だからこそ、挑戦してみたいインテリアですね。

最後まで、ご覧いただければ、

洗練された、モダンスタイル8畳寝室の『レシピ（材料やつくり方）』を手にいれられます！

インテリアは難しい !?

よく聞く「インテリアの悩み」を、ピックアップしてみました。

【悩み】インテリアは何がいいのか、わからない

『インテリア』は、日本では「室内装飾」「室内の装飾品」を指し、

『インテリア』には、「ナチュラル」「モダン」「北欧」「フレンチ」「クラシック」「カントリー」「和風」・・など

国や地域、時代、雰囲気で分類した、数多くの種類やデザインの『インテリアスタイル（様式）』があります。

『おしゃれな部屋』、『おしゃれインテリア』の関連ワードで検索すると、膨大な種類と数の画像が出てきますよね。

画像の中から、ご自分の好みを選んでいければよいのですが、

見れば見るほど、迷いが生じるということもあるかと思います。

また、「おしゃれな部屋」といっても、感じ方は人それぞれありますし、

わからない・・むずかしい・・と悩まれるのではないでしょうか。

そこで、活用いただきたいものが、『3Dシミュレーション』

部屋を立体的に可視化したパースで、完成イメージを立体としてシミュレーションすることができます。

家具を置いた場合のシミュレーションも可能ですので、サイズや配置の検討もでき、

材料選定からカラーコーディネート、幅や奥行、高さのサイズ感など

部屋全体のインテリアコーディネートの完成イメージを確認することができます。

このブログでは、『3Dシミュレーション』を使って、『 インテリアレシピ 』をご提案、解説します！

3Dシミュレーションで『ホテルのような、おしゃれな8畳寝室』を部屋まるごとコーディネート！

手順①　インテリアのテーマやスタイルを決める→スタイリッシュモダン

部屋をコーディネートしていく上で、

まず、最初に「インテリア」の『テーマ』や『スタイル』を決めることは、最重要ポイントです！

インテリアはたくさんの要素の組み合わせで出来上がっていき、選択肢も多いので、

「思いつくままに選んでいってしまうと、まとまりがつきにくく、なんか違った・・」という

結果になりがちです。

『テーマ』や『スタイル』は、ゴール地点を決めること

ゴールを決めれば、そこに向かって着実に進んでいくことが出来ますよね！

インテリアテーマ：『ホテルのような、洗練された8畳寝室』

インテリアスタイル：テーマを要約した『スタイリッシュモダンスタイル』

コーディネートをシミュレーションしていきましょう！

手順②　この空間の主役を決める

8畳の寝室を、▼のように設定しました。

この間取りを、天井の高さは、2.4m（戸建住宅　居室の一般的な高さ）で設定して

立体にすると・・・

インテリア要素が何も入っていない状態で、

部屋に入って、中央付近から、東を向いて立つと、このように見えます。

図上を北方向として、「東面の壁を主役」と設定しました

手順③　床

コーディネートを進めていきましょう！

面積の大きい要素から、決めていきたいと思います。

まずは、床から！

「スタイリッシュモダン」スタイルの方向性として

床：「大理石調フローリング」

を選んでみました。

手順④　建具（ドア・枠）幅木

ドアや窓枠や、床と壁の境目の幅木（はばき）、壁と天井の境目の廻り縁のカラーは、

主張せずに、壁となじませてしまおうと思いますので、

建具：木目調ホワイト

窓枠 ・幅木・廻り縁：単色ホワイト

ウォークインクーゼットの入り口： 「 ドアをつけない開口 」

で、コーディネートしました。

手順⑤　壁

さて、主役の「壁」です！

数あるクロスの中から、

アクセントクロス： スタイリシュな幾何学柄クロス

アクセントクロス以外のベースクロス：塗り壁調クロス

をセレクトしました。

シミュレーションに選んだクロスを入れてみました！

そして、ひとつ、ご提案！

東面の壁に横長のニッチ（幅：1,650mm×高さ：250ｍｍ）をつくってみたら・・

ニッチ仕上げ： ビンテージ感と高級感を併せ持つアクセントクロス

スタイリッシュなおしゃれポイントができました！

寝室とつながっているウォークインクローゼットの壁：アクセントクロス ( FE74368 ) と同じ

で、空間につながりをつくり、広がりを見せるができます！

手順⑥　天井

次に、天井ですが、ベースクロスのSP2839を天井に入れると、先ほどの↑上記画像の仕上がりになりますが、

ご提案：折上げ天井

という方法があります。

天井の中央部分を一段高く凹ませた天井で、天井が高く見えて、解放感が高まります。

寝室に取り入れると、グッとホテルライクな、おしゃれな空間になります。

寝室中央部を、10cm上げると・・

今回設定している8畳くらいの部屋であれば、折上げ天井の効果は十分発揮されると思います。

この折上げ部分にも、ひと工夫してみましょう！

折上げ部分に、グレー色のアクセントクロスを入れてみました。

折上げ天井部仕上げ： ダークグレー色アクセントクロス

ベースクロスでも空間に変化は生まれますが、ダークグレー色のアクセントクロスは、折上げ天井の立体感をさらに強調します。

手順⑦　照明

では、照明器具を検討していきましょう。

・この寝室を象徴する、印象的なフォルムのペンダント照明

・折上げ天井部分にダウンライト

・ニッチ用ダウンライト

手順⑧　家具・カーテン・ラグ

ベッド、ナイトテーブルを入れてみます。

最終、家具、カーテン、ラグも入れてみましょう！

また、カーテンは、左右2枚、同じ色・柄デザインにすることが通常ですが

今回は、空間の変化をもたせる方法として、左右色違いにしてみました！

同色にすると、どうしても空間が単調になったり、

濃い色を入れたい場合、部屋が重い感じになる場合もあるので、

このようなカーテンコーディネートもいかがでしょう。

オシャレなホテルのようなインテリアにするコツ

ホテルというと、ベッドを中心として、美しい調度品を無駄なく配置し、

適所にくつろぎをかんじさせる照明がある

上質のインテリア空間を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

自宅の寝室に取り入れる場合のポイントは

・ものの配置はシンメトリー（左右対称）を意識する

高級ホテルなどのインテリアがお手本になりますが、

例えば、ベッドの両サイドにナイトテーブル、テーブルランプを左右対称に配置することで、

空間に安定感がうまれます。

・置く物を厳選する

目に入ってくる場所に置く家具や調度品などは、上質なインテリア空間を演出するうえで重要です。

また、無駄なく配置することも大切なポイントなので、数も厳選したいところです。

・色を使いすぎない

洗練された空間にするには、色をたくさん使わないこともポイントです。

今回の寝室のインテリアコーディネート例では、白・黒・グレーのモノトーンに、ネイビーを加えてみました。

同系色のカラーに、差し色を1色加えるくらいであれば、

おしゃれにまとまりやすいコーディネートになるかと思います。

まとめ

完成するステキな暮らしを、部屋まるごと見るだけでリアルにイメージできる

8畳寝室のインテリアコーディネートの一例を、

3Dシミュレーションを使って、材料やつくり方の参考レシピをご紹介しました。

おしゃれな住空間にするコツはありますが、こうしなければいけないということはありません。

みなさまそれぞれの居心地の良さがすべてだと私は思います。

ご自身にとっての居心地の良さを実現できれば最高ですね。

存分に、かっこいいおしゃれな、あこがれの部屋づくりに、是非トライしてください！

この記事が、みなさまの部屋づくりのどこか参考になりましたら幸いです。

※　記事中にご紹介しました内装材やインテリア商品は、パソコン等のモニターによって

色味が実際の商品と異なる場合がございます。

ご検討される際には、カットサンプルや見本帳などで、色や質感の「現物確認」をおすすめします。